結論

萌え四コマというか、あずまんが大王らき☆すたについてここでは書きます。
(他にも、幾つかの作品は見ていますが、一番語りやすいので)

 結論から言えば、
『萌え四コマというのは、セカイ系*1よりもよりさらに引きこもり感覚に近い、視姦に近いまなざしにより少女たちの世界を覘く作品群である。』(ここではわざと誇張してます)

*1:セカイ系宇野常寛の表現では、無条件で自分にイノセントな愛情を捧げてくれる美少女からの全肯定』=『キモチワルイ(他者)』のないセカイ。『〜しない、モラル』と『他者(キモチワルイ)を受け入れる』に背を向けて、渡辺淳一的なロマンティシズムの導入の選択することで、成り立つ幼稚な想像力、となる。確かにセカイ系にでてくる少女は無条件にイノセントな愛情を主人公に振りまく存在として書かれているが、主人公はその愛情をそのまま受け取っていいのか(相手が世界を背負っているということもあるし)という葛藤が辛うじて在るのではないだろうかと思う。(勿論、涼宮ハルヒの憂鬱のように完全にセカイ系をネタ(メタセカイ系として)にしてしまえば、そこに葛藤はないだろうが)。何がいいたいかというと、そこには性愛という暴力を恐れるだけのものがあるじゃないかと、自身の男性性とどう向き合うかという葛藤があると思われる